「OK ON GOLF」と「ユピテル」アイアン飛距離 比較その1 

ゴルフのあれこれ

OK ON GOLF(プロモード)で表示される飛距離スタッツとユピテル(GST-5W)で、どのような差が出るのか検証をしていきます。

その1として、短い番手の8番、9番、10番(PW?)、11番(AW?)から始めます。

他の打ちっぱなし練習場でユピテルを使う際に、実際の飛距離により近く表示させるための補正値を探っていく…ということになります。

1ピースレンジボール と プロモード

私の入会しているインドアゴルフに採用されている「OK ON GOLF」は、打球の再現性が95%以上といわれている「タイプ D」だと思われます。

そして、専用ボールとして採用されているレンジボールは1ピースです。

OKONGOLFには補正値の設定としてツアープロ、プロ、アマチュアがあるのですが、「プロ」を使って検証します。なぜなら、入会時に「一般男性の実際の飛距離に一番近くなるのがプロモード」という主旨の説明があったためです。

また、ユピテルのほうの補正値は「補正なし」のままで行います。

ユピテルのデフォルト設定の確認

ユピテルの弾道計測機には前提となる番手ごとのロフト設定があります。ユピテルはドップラーレーダーを使って、ヘッドスピードとボールスピードを計測し、その数値をデフォルトの計算式に放り込んで飛距離を表示している機器です。(おおざっぱな説明です)

また、表示項目の4つめ「ミート率」は計測された、「ボールスピード ÷ ヘッドスピード」の数値が表示されます。

このことから、打ちっぱなしのレンジボールでは高いミート率は出ない…ということになります。

また、アウトサイド・イン軌道ではヘッドスピードが高めに出やすい、インサイド・アウト軌道では遅めに出やすい傾向があり、このことが原因で、「アウトサイドインだとミート率が低くでる」、「インサイドアウトだとミート率が高く出る」という特徴があるのではと感じています。

それではユピテルのデフォルト設定ロフト角を紹介します。ユピテルの説明書に記載されているものを写真データで出典させていただきます。

ピッチング・ウェッジのロフトが46度ですね。また、7番で31度なので、いわゆる「クラシカル・ロフト」というわけではなく、時代に則した「飛び系アイアン」側に寄っている数値だと思います。

私の使っている飛び系アイアンのロフトは…

検証で打っていく私のアイアンのロフト角は…

・11番アイアン(AWと考えています) … 48度

・10番アイアン(PWと考えています) … 43度

・9番アイアン            … 38度

・8番アイアン            … 34度

・7番アイアン            … 30度

・6番アイアン            … 26度

・5番アイアン            … 23度

・4番アイアン(他のアイアンと別モデル) … 19度

以上になっています。 それでは、進めていきましょう~

11番アイアン ロフト48度 AWとして計測

ほとんど同程度の数値が出ました。打ち出しが31.2度ですね。OKONGOLFのほうはランが10ヤードも出ているのが気になります…。ラウンド時、私の11番はランが3ヤードも出ない印象なので…。

ロフト48度に対してユピテル設定は50度なので、そのあたりのアヤもあるのでしょう。しかも、私のような「へぼゴルファー」の打球特性では正しい数値が出ないのはしょうがないかなと。

「100ヤード前後まではユピテルと実際の飛距離はほぼ一緒」という話(ネット調べ)にはナルホドという感じ。

10番アイアン ロフト43度 PWとして計測

まずまず同程度の数値になりました。ロフト43度に対して打ち出しが約28度。

9番アイアン ロフト38度

若干、飛距離差が出てきました。ユピテルの飛距離がOK ON GOLFのキャリー値になってます。

打ち出しが高すぎだったようです。ロフト38度に対して打ち出しが約27度です。

8番アイアン ロフト34度

だいぶ左にひっかけてる打球ですね。検証にふさわしくないかもで申し訳ないのですが、とりあえず今回はこれで見てみましょう。

飛距離差は出てきましたが、やっぱりユピテルはまっすぐ打ち出していることを「想定した計算式」でしょうから、仕方がありませんね。

ロフト34度に対して打ち出しが24度。もう少し低く出せるようになった方が良いのでしょうかね…。

ユピテル補正値を暫定

以上の結果から、無理やりユピテルの補正値を計算してみましょう。1ピースのレンジボールの打ちっぱなしで使える補正値になります。

※ユピテルのデフォルト設定ロフトと私のアイアンのロフトが違うので、あくまで私が使える補正値になります。私と同程度の腕前で、同じロフトを使っているかたなら参考にしてみてください。

暫定補正値

・11番アイアン(48度) … ユピテルの「AW」で補正値ゼロ、そのままでOK

・10番アイアン(43度) … ユピテル「PW」で補正値ゼロ、そのままでOK

・9番アイアン(38度) … ユピテル「I9」で補正値 「107」←プラス7%

・8番アイアン(34度) … ユピテル「I8」で補正値 「107」←プラス7%

以上になります。

とりあえず、ショートアイアンの暫定補正値でした。

次回は長いアイアンにいってみたいと思います。

それでは~

ドライバーの暫定補正値の記事はこちら ↓

コメント