今回はカナディアンソーラーの見積もり公開です。2020年5月の価格です。縦葺き金属屋根へのキャッチ工法。積雪地です。
太陽電池モジュール(単結晶)CS1K MOD-CS1K-330MS
CS1K_Bフレーム MOD-CS1K-330MS 20枚 ¥274,000 ~ ¥377,000
パワーコンディショナ(オムロン製) CSR55N1D PWC-CSR-55N1D
屋内用パワコン CSR55N1D PWC-CSR-55N1D 1台 ¥124,000 ~ ¥177,000
接続箱4回路(12A仕様Ver.1) BOX-KTN-4CR12C
接続箱4回路 BOX-KTN-4CR12C 1台 ¥8,600 ~ ¥12,300
延長ケーブル30M(HCV) CAB-KTN-CHN30P
延長ケーブル CAB-KTN-CHN30P 4本 ¥26,200~¥37,400
EIG カラー表示ユニット/計測ユニットセット(住宅用) MON-OMR-KPMU1P
EIG カラー表示ユニット/計測ユニットセット(住宅用)MON-OMR-KPMU1P
1台 ¥76,000 ~ ¥109,000
金属屋根掴み工法 架台1式 20枚分 積雪地仕様
縦葺き金属屋根用キャッチ工法架台 1式 ¥123,000 ~ ¥177,000
太陽光モジュール 取付工事
金属屋根掴み金具工法(縦葺き) 1式 ¥134,000 ~ ¥190,000
太陽光発電システム電気工事 1式
電気工事 1式 ¥160,000 ~ ¥250,000
経費(運搬費、昇降足場費など)
経費 1式 ¥50,000 ~ ¥70,000
保証内容
<保証内容>
太陽光発電システム15年保証
太陽光発電システム全体を構成する太陽電池モジュール、パワーコンディショナ、接続箱、太陽電池架台、ケーブルに対して15年間保証が付与されます。
※注意点は「モニター」などの表示装置や「昇圧器」(めったに採用しない)は1年間しか保証がないことです。これは保証が薄いということではなく、様々な汎用の表示装置を使えるブランドであるということです。様々な汎用のモニターが使えるということは不可欠なシステム構成機器に入っていないということです。
モニターがシステム構成機器に入っているシャープなどの場合しか10年以上の長期の機器保証の対象にならないのが普通です。逆に言えばシャープはシャープ製純正モニターがないと運転できません。運転のための整定値が設定できないのです。
太陽電池モジュール25年出力保証
最初の1年間 ‥‥ 太陽電池モジュールの実際の出力が製品仕様書の表示出力の97.5%を下回らないことを保証。
2年目から25年目まで ‥‥ 実出力の年次の低下が0.6%を上回らないことを保証。
25年目 ‥‥ 実出力が当社の製品仕様書の表示出力の83.1%を下回らないことを保証。
※上記は上位機種「HiDMモジュール製品」の場合ですので、契約前に採用モジュールの場合の保証内容を確認しましょう。
太陽電池モジュール15年製品保証
モジュールには出力保証のほかに機器自体の保証も付いています。内容はメーカーサイトから引用しました。以下になります。
「太陽電池モジュールには、材料及び製造につき、当社の取扱説明書で規定される通常の用途、設置、使用及び稼働の条件下での太陽電池モジュールの機能性に影響を与える瑕疵がないことを保証します。」
要約すると…カナディアンソーラーが規定する設置基準・設置工法を順守して取付けを行い、規定通りの使い方をしている限りはモジュールに問題が発生することはありませんし、万一発生すれば保証が使えます。ということですね。
それでは合計でいくらになるでしょう?
合計金額 約¥976,000(税抜き) ~ ¥1,400,000(税抜き)
すごく価格に開きがありますね。
これじゃあ何の参考にもならないよ!…という皆さんは、「太陽光の見積もりの見方 価格帯の幅が大きいのは?」という記事をご覧ください。
それぞれの商流によって適正価格には種類があります。価格は大事ですが価格だけ決めるのは危険です。
補足 カナディアンソーラーのパネルの価格優位性
カナディアンソーラーは住宅用でもシェアを伸ばしていますが、産業用(50kW以上)案件で採用が多いという印象があります。
産業用の1枚300W前後のパネルの価格競争力が強く、パネル単体での採用をよく見かけます。
商流が多数あり、同じものが複数ルートで入手できるので価格競争が起きやすいのでしょう。消費者、発電事業者から見ればありがたいことですね。
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