住宅用の太陽光発電機器の値上げが本格的に始まります。
主なメーカーのコメントでは…
「昨年来の原材料価格の高騰や製造・物流費の上昇に加え、足元での急激な円安影響に対して、コストダウンや経費削減などの対策を継続的に講じて参りましたが、今般、現状価格の維持が困難な状況となりましたことから…」との説明です。
主要メーカーの値上げの内容はといいますと…
パワーーコンディショナー 30%
太陽電池モジュール(太陽光パネル) 25%
HEMS機器 25%
架台(パネルを屋根材に固定するための部材) 25%
ケーブル(パネル~パワーコンディショナー間) 20%
蓄電池モジュール(電池の本体) 25%
蓄電池本体(筐体) 20%
ハイブリッドパワーコンディショナ 15%
発電モニター 15%
以上が機器の値上げの参考値になります。
また、工事費のほうもこれまでの価格では対応できなくなってきています。
工事費に含まれる交通費や運賃もガソリンの高止まりの影響を受けていますし、ケーブル等の電材の値上がりが続いていることもその要因となっています。
産業用の太陽光機器(特に太陽電池モジュール)は2020年後半からジリジリ値上げが続いていますが、ついに家庭用も実際に値上げが始まりました。
それでも、今後も太陽光発電の価値は大きくなっていく
それでも太陽光を設置する価値は大きくなっていくと考えています。
今後もエネルギー価格の高騰により電気料金は上がっていくと思われます。
太陽光発電は、「電気を購入する量」を減らすことができますので、「購入した量×単価」である再生可能エネルギー発電促進賦課金も減らすことができます。
つまりは電気料金の値上がりに伴って太陽光発電が生み出す経済的価値も上がっていくということになります。
適正な出力を適正な価格で設置すれば、まだまだ太陽光はエコノミーでありエコロジーな技術であるといえるでしょう。
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